園内の温室『フローラルドーム ふらら』の中には、常時約500種類の植物であふれています。
絶えず植え替えをしているので、『ふらら』には1年間でどれほどの数の植物が見られるのか、私にも見当がつきません。
その全てをみなさんに紹介することは出来ないかもしれませんが、少しずつでもお伝えしていきたいと思います。
まず最初は『カリアンドラ』です。
ネムノキ(合歓の木)の仲間で、ヒネム(緋合歓)とも呼ばれ、お花の感じも似ているのですが、樹高はネムノキほど高くはならないようです。
ふわふわとしたお花は見ていて飽きませんよ。
葉っぱの形がおじぎ草に似ていますが、カリアンドラの葉は触れても閉じませんので触らないであげて下さい。
次は『アカリファ ヒスピダ』です。
こちらのお花もまた違ったふわふわ感がありますね。
まるで猫のしっぽのようですが、同属に『キャットテイル』というものもあるほどです。
今はまだまだ小さいのですが、木本性なのでグングンと生長しそうです。
最後は『ラティビダ メキシカンハット』です。
その名の通り、ソンブレロのようなかわいい帽子に見えますね。
原産地が“メキシコ~アメリカ合衆国”というのもしっくりきます。
毎日毎日ムシムシと暑いですよね。
4日の日曜日には、ギラギラと強い日差しがあったかと思ったら見る見る間に黒い雲に覆われて午後3時すぎには突然の豪雨、なんてこともありました。
まるで赤道付近の熱帯の気候のような日が続いているように私は感じますが、日本の中でも涼しい方の山中湖でこんなことを言っていたら、現地の人に「こっちはもっと暑いんだぞ!」と怒られてしまいそうです。
けれども、園内の『フローラルドーム ふらら』では、避暑地の山中湖でも熱帯の植物を楽しめるんですよ♪
その中のいくつかをご紹介しますね。
まず最初は『アリストロキア ギガンティア』です。
私の手のひらよりも大きいお花は、なんというか、グロテスクというか。
日本にも自生しているウマノスズクサの仲間なんですが、一際大きなお花はやはり熱帯の植物といった印象です。
続いて『チランジア シアネア』です。
鮮やかなピンク色の葉っぱから紫色のお花がニョキッと咲きます。
こんなにビビッドなピンク、とても目立ちたがり屋なんでしょうか?
チランジア属は空気中から水分を取り入れることが出来て、土の無い所でも生きていけるような生命力の強い種が多く、『エアープランツ』と呼ばれることもあります。
最後は『エクメア』です。
手前のピンク色のお花が『ファシアータ』という品種で、奥の紫色の小さいお花のものは『デルマー』という品種です。
チランジアと同じパイナップル科の植物で、色彩に熱帯を感じます。
今年も早いもので半年が過ぎ、7月に入りました。
梅雨明けが待たれますが、今年の梅雨は雨が降り続くような天候ではなく、降るのか降らないのか、はっきりしない天気が多いように感じます。
しかも週間天気予報によると、この1週間もずっと降水確率50%のどっちつかずの天気のようです。
その上、気温は高め。
連日の湿気を帯びた暑さに、夏本番前だというのに私は夏バテ寸前です。
山中湖の最高気温は25℃前後なのですが、それでも慣れてしまうとキツいんですよ。
梅雨でも夏でも、いつでも楽しめる、園内の『フローラルドーム ふらら』では植え替えも終わって、新しい仲間が加わりましたよ。
まず最初はガクアジサイの『八丈千鳥』という珍しい品種です。
白いお花が可憐ですね。
7月15日(木)からは『あじさい~ひまわりまつり』も始まり、野外のあじさいも咲いてきます。
こちらのイベントのお花の見頃は、期間の前半があじさい、8月に入ってひまわりとなります。
2・3番目の画像は『マンデビラ』です。
『ディプラデニア』という名前でご存知の方もいるかもしれませんね。
つる性の植物で、5枚の花びらがラッパのように広がります。
2番目は八重咲きの『ムーンライトパフェ』、3番目が『サンパラソル クリムゾンミニ』という品種のものです。
これ以外にも『ピンクパフェ』、『サンパラソル ピンクミニ』、『サンパラソル ホワイト』とあり、全部で5品種のマンデビラが『ふらら』でみなさんをお待ちしています♪
梅雨の晴れ間となった今日は朝から蒸し暑く、最高気温は29.9℃と真夏日寸前となりました。
昨日の雨の残していった湿気もあって、肌にまとわりつくようなじっとりとした暑さです。
標高1000mの涼しい山中湖育ちの私としては本当に暑くて暑くて、ちょっと動いただけで滝のように汗が流れました。
この暑さや連日の雨もあってか、富士山の雪は大分少なくなったように思われます。
富士山の吉田口登山道も7月1日の山開きには山頂まで行けそうかな?
お花畑では菜の花と同じアブラナ科の『キカラシ』が満開となりました。
山中湖と忍野を結ぶ道路の両側に一面の黄色い絨毯が広がっています。
車窓からの眺めも素晴らしいですよ。
近づいてみると、モンシロチョウやミツバチが黄色い小振りのお花に引きよせられて、せっせと蜜を吸っていました。
今日から高速道路の無料化社会実験が始まり、大月~御殿場間が無料となりました。
これにともない、花の都公園では7月2日金曜日までの毎日、先着20名様に無料招待券をお配りしています。
このキャンペーン中にぜひともお越し下さいませ!
※高速道路無料化社会実験にともなうキャンペーンは終了しました。
今日もしとしとと柔らかな雨が降って、お花たちをしっとり濡らしています。
空全体に雨雲がたれ込めていたのですが、それでも朝のうちは富士山が綺麗に見えていました。
気温も20℃そこそこしか上がらず、雨のせいもあり、少し肌寒く感じます。
白い小さなお花のかすみ草が咲いてきました。
お花畑一面に粉砂糖をふりかけたような景色が広がっています。
この儚げな雰囲気はこの天気だからこそ、かすみ草には曇り空がよく似合う、と個人的には思うのですが。
ポピー畑では遅蒔きのものも咲き揃い、全面で満開となっています。
生憎の雨でふんわり柔らかな花びらが重たそうです。
ラベンダーのような紫色のお花は『キャットミント』といいます。
葉っぱをちぎるとミントの爽やかな香りがするんですよ。
キャットミントには猫が興奮する成分が含まれていて、好んで食べることからこの名が付いたようです。
でも、猫が食べているところは見たことがないなぁ。
雨こそ落ちてはこないものの、この数日間の空は雲で覆われて、ついに今日は雨降りの日となってしまいました。
天気予報によると、この一週間も雲の多い日が続いてしまいそうです。
園内の『フローラルドーム ふらら』はどんな天気でも楽しめると前回お伝えしましたが、今日は梅雨の雨降りの主役を紹介しますね。
そうです!
雨と言ったら『アジサイ』です!
『ふらら』の中には、ガクアジサイ・カシワバアジサイとあり、たくさんの品種が咲いています。
最初の画像はガクアジサイで、白いお花が『隅田の花火』、ピンクは『ユングフラウ ラベンダー』、青色は『ロイヤルブルー』という品種です。
ガクアジサイはこの他にも数多くの品種があり、中には大変珍しいものもあるんですよ。
ちなみに、アジサイのお花は中心にある小さいもので、花びらにみえるものは萼(ガク)と呼ばれる部分です。
次がカシワバアジサイです。
葉っぱが柏の葉に似ているので、この名前になりました。
もくもくと煙が立ち昇るような白いお花はとてもユニークですよね。
このお花を見つめていると、八重のボリュームに圧倒されて目がチカチカしてしまいました。
最後は以前、つぼみの状態のときにお伝えした『メディニラ マグニフィカ』です。
鮮やかなピンク色に咲きましたよ!
園内にある全天候型の温室『フローラルドーム ふらら』では常時約500種類・5000株のお花がみなさんをお待ちしています。
ザーザーと雨が降っても、ギラギラ日差しが強くても、モクモクと雪が降っても、霧に覆われても、どんな天気の時でもゆったりのんびりお花を楽しめます。
そんな『ふらら』の魅力を少しずつお伝えしていきますね。
今日は『サンパチェンス』というお花を紹介します。
この『サンパチェンス』は『インパチェンス』の改良種で、色鮮やかなお花が大変なボリュームで咲き、株もとても大きく育つので見応え満点です。
開花の期間も長く、生育も丈夫なので、夏から秋にかけての公園の主役の1人です。
また、それだけでなく、二酸化炭素(CO₂)や二酸化窒素(NO₂)などを吸収する能力が高く、クリーンな地球を目指す「環境浄化植物」としても活躍しています。
『ふらら』の入口には人の背丈ほどもある、びっくりするくらい大きな株がお出迎えしています。(1番目の画像)
入口を抜けると『サンパチェンス』と『胡蝶蘭』の純白に包まれて、さらに進むと、ビビッドなオレンジのお花が目に飛び込んできます。(2・3番目の画像)
まだまだ『ふらら』の中には紹介しきれないくらいたくさんの素敵な植物で溢れています。
『ふらら』のお花に囲まれて、梅雨のじめじめとした気分を柔らかに変えてみませんか?
山中湖村の“村の花”になっている『山椒薔薇』が、花の都公園内の清流の里に咲いています。
この『山椒薔薇』は、山梨県・静岡県・神奈川県の3県にまたがる富士箱根地区の山地にだけ分布していて、環境省のレッドリストにも載るほどの貴重で珍しいお花なんですよ。
葉っぱの形が、鰻の蒲焼きの添え物でお馴染みの山椒の葉によく似ているのでこの名がつきました。
清流の里の中には3本の『山椒薔薇』があります。
訪れた際にはぜひ見つけて下さいね。
ハナミズキの仲間の『ヤマボウシ』の木にもお花が咲きました。(一番下の画像)
ほのかに淡い黄色のお花は、深まる緑の中に優しくとけ込んでいます。
秋には赤くて甘い実もつけますよ。
夏本番を前にカエルとエゾハルゼミの大合唱が聞こえてきます。
40日あまりの梅雨の期間を過ぎると生命が満ち溢れる夏がやってきます。
先日14日に気象庁から「関東甲信地方が梅雨入りした」と発表がありました。
昨年より11日、平年よりも6日遅い梅雨入りとなったようです。
これから約40日間は雨の季節に入ります。
昨夜から今朝まではすごい勢いの雨も降っていたんですが、朝8時ころにはさっぱりと雨も上がり、気温もグングン上昇して、最高気温は26.2℃を記録して夏日となりました。
雨の残していった湿気もあって、夏の到来を感じさせるムシムシとした一日でした。
それでも、お花たちは恵みの雨と太陽の光を浴びて、元気いっぱいに咲いています。
菜の花の仲間の黄色いお花、『キカラシ』が日を追うごとに花開いてきました。
山中湖から花の都公園へつながる道路の両側に咲いています。
車窓からもご覧になれますのでぜひお楽しみ下さい。
とは言っても、くれぐれもお車の運転にはご注意下さい!
早蒔きの『ポピー』は満開に咲き誇っています。
ピンクの絨毯が遠くからでも色鮮やかに見られます。
園内にある橋の両脇の池では『睡蓮』も綺麗に咲いています。
濡れたお花が光に輝く姿に、なにかしら神聖な印象を受けるのは私だけではないでしょう。